UX schoolに参加して(振り返り-後編)

前編に引き続き、UX schoolに参加した所感のまとめです。

ワークの進め方について

(具体的な講義内容はネタバレになってしまうので割愛します。)

前編で述べた工程を、グループワーク⇆個人ワークで行ったり来たりしながら成果物に落とし込んで自身で体感し、その後にslackを通して内省(reflection)するという流れです。

特に良いなと思ったのは、「内省(reflection)」を行ったこと。
1回ずつ講義後に内省していくことで、ワークでの学び・自身で感じたことが、より身に染みていくということを実感。

そして、参加メンバーの内省を読むことで自分では見えなかった視点や気づきを得られるということも大きいです。様々な角度から内省があり、非常に視野が広がる感覚がありました。これは、グループワークの醍醐味。

私は講義で感じた「手を動かす」ことを意識して、第3回目あたりから手書きreflectionを試みました。

実際の成果物を少しだけ載せますが、ワークの成果物はほぼ「手書き」によるもの。全講義を通して、考えたことを「書く」「発言する」機会が、とても多かったです。「話す」「書く」「動く」が求められる場面が多々ありました。

・ペルソナを作ったり

・CJMを作ったり

・ストーリーボードを描いてみたり

・アプリのアイデアを手書きワイヤーフレームに書き出してみたり

・メンバーから、アプリのアイデアをフィードバックをもらったり

また、第三者からのフィードバックを得ながら軌道修正する場面が多々ありました。チームメンバーはもちろん、他チームの人とも積極的に絡む機会も。自分も相手もお互いにフィードバックし合うことで、成果物に磨きがかかりました。

作ったものを評価してもらい、軌道修正してさらに良いものを作る、という流れは現在の業務でも大切にしていきたいと強く思いました。

成果物が出来上がるまでのプロセスを体感して

ペーパープロトタイプで作ったアプリアイデアを第三者にユーザー評価してもらい、浮かび上がった課題を元にチームでブレスト→改善案を元に再プロトタイプ。このあたりは完全に個人ワークでしたが、最終的に提出したアプリのアイデアが「ユーザー」にとってメリットがあっても、サービス側のビジネスモデルとして形になっているか?という部分で疑問が残る結果となりました。

要因はサービス側の抱えている課題の設定をもう少し深堀りすること、ペルソナから浮かび上がってくるUX要求を見極めることが弱かったこと。各工程の中で1つでも、違和感があると途中で噛み合わなくなる感覚があるので、“噛み合わない、おかしい”と素早く気づく感覚を身につけることは今後の課題になりそうです。こういった身になる経験を体感できたのはSchoolのおかげです。

全体を振り返って、とてもよかったこと

・Slackを使ったコミュニケーションの場があること
・講義後にメンバー同士で内省することで、互いの学び・気づきを通して、よりワークの内容を体感できたこと
・グループワークと個人ワークのバランス感
・最後の10回目まで飽きさせないアグレッシブな講義内容
・スムーズで丁寧なファシリテーション
・参加者それぞれが、課題意識を持って学んでいたことで刺激を受けた
・きめ細かい運営サポート

体感したこと

・良いワークショップには、良いファシリテーターが必要。
・共通認識をそろえ、同じゴールに突き進むためのチームビルディングが何よりも大事。
・常日頃から瞬発力を意識して業務に取り組む。
・各工程の粒度を意識する。詳細に詰めすぎると、次の設計フェーズで動けなくなるときがある。(=どの段階で詳細を詰めるのか、工数をかけるのかを予めしっかり想定しておく)
・手法にとらわれすぎず、柔軟に。

成長できたポイント

・手を動かす癖がついた
(アイデアや意見をまとめるとき、整理するときは、ふせんやノートに書き出すことが多くなった)

・より、UXが身近に感じられるようになった
(それまでは好きだけど、どこか近寄りがたさがあった。今回のSchoolで払拭できた)

・学んだことを業務に活かせた
(講義やワークから学んだことを取り入れることができた)

・集中して良いものをアウトプットする、ということの意識を持てるようになった

・視座を高く持とうという意識が生まれた

いちばん大切だと感じたこと

良いチームだと、成果物に磨きがかかる。
チームビルディングの大切さをひしひしと痛感しました。

ここで定義する良いチームというのは、”全員が同じ共通認識を持ち、同じゴールに向かって施策を動かしていく”こと。同じ認識を持てると、施策を動かす際に違和感を感じたり、衝突するということが格段に少なくなるなと思いました。

「ユーザー体験をより良くしていく」というシンプルで重要なミッションを社内で啓蒙し、地道に浸透させていくことで、会社も組織も良い方向へ進んでいけると確信しました。そういう人がひとりでも増えたら、クリエイティブな組織になっていくんだろうなと。

シンプルだけど、かなり難しい課題でもあるなと思いました。

認識がずれそうになったタイミングで、互いにコミュニケーションをとってフォローしていくこと。定期的に話し合うこと。組織のエクスペリエンスについても、興味がふつふつと湧いてきました。

今後の課題とやっていきたいこと

全10回、1回ずつが濃密で本当に素晴らしかったです。
終わってしまった後のSchoolロスはしばらく続きました。。

講義終了後は、素敵な修了証もいただきました(※名前は伏せています)

課題
・UXデザイン業に関わること
– 現在は、webデザイナーという立ち位置で業務をしているため、今回のように課題解決するような提案ができていません。体感したことをチームメンバーに共有したり、クライアント先に提案することをはじめてみたので、少しずつUXデザインの領域に関わっていきたいです。

・苦手部分に向き合うこと
– 今回、特に「好きだと思う工程/苦手だと思う工程」がくっきりしました。ユーザー定義する際のポジショニングマップ(軸決め)だったり、CJMから導き出されるUX要求を掘り起こす作業の詰めが甘いこと。その反面、妄想力を爆発させるようなペルソナ作成やコンセプト、アイデア出しのような作業はとても好きだということにも気づきました。苦手部分と向き合い、どう乗り越えるかは今後の課題のひとつです。

UXという分野は、実践あるのみ。というのをひしひしと感じました。
経験してみることで得られる気づきがある、というのを強く感じた刺激的な2ヶ月半。

ちなみに、企業向けのSchoolプランもあるそうです。

参考

企業向けプランネットイヤーグループ株式会社

チームビルディングを学ぶ良い機会にもなるし、参加者同士の意識も高まる絶好の機会なので、自信をもってオススメします!